Macのセットアップメモ
M1macを購入して、新たに色々と設定していく必要が生じたのでそのメモを残しておきます。意外とこの辺の内容をみんなで話したら新しい発見もあるかもしれませんね。
キー入力関連
まずはキー入力の設定を好みに変更しておきます。英語キーボードを主に使うのでその前提で。
左右のCommandキーで日英の入力を切り替えられるように変更
karabiner-elementをインストールして、右のコマンドで日本語、左のコマンドで英語入力になるように変更します。英語キーボード使っていると、これがすんなりできないので、karabiner-elementで解決します。
ところがkarabiner-elementはすんなりとインストールできないことが多くて、例えばkarabiner_grabberがGUIから確認できないために、設定が完了できないということが起きることがあります。
karabiner_grabberがない場合には下記のページを参考に。
https://github.com/tekezo/Karabiner-Elements/issues/1867
open /Library/Application\ Support/org.pqrs/Karabiner-Elements/bin/
sudo killall karabiner_grabber
sudo killall karabiner_observer
上のコマンドを実行すると、karabiner_grabberが表示されて、セキュリティ許可を与えられるようになるので、実行。
ライブ変換をオフに
これはお好みだと思いますが、僕は自動変換を好まないタイプです。これは切り替えのアイコンからオンオフを切り替えできます。

リピート入力の速度変更
例えば5文字から10文字程度を消したいような時、deleteキーを押しっぱなしにすると思います。このとき、デリートの繰り返しが素早く実行されるようにします。デフォルトのままだと0.5秒に一度くらいの実行だと思いますが、これがモタモタしてる感じで好きになれず…。この設定はシステム環境設定 > キーボード > キーのリピートと、リピート入力認識までの時間で変更できます。
トラックパッド関連
1本指タップを有効化
トラックパッドで作業するにあたって、グッと押し込んでクリックするというのはちょっと負担が大きいので変更します。
システム環境設定 > トラックパッド > タップでクリックを有効化して完了です。
3本指でドラッグできるようにする
まずは、三本指でのドラッグを有効化します。この操作方法に触れてから、なぜ世の中のトラックパッドはこれがデフォルト挙動にならないのか不思議でならないです。そのくらい必須。
設定はシステム環境設定 > アクセシビリティ > ポインタコントロール > トラックパッドオプション > ドラッグを有効にする の箇所を、3本指のドラッグにしてあげれば完了です。
ポインターの速度を変更
マウスやトラックパッドの移動速度を速めます。サッと行きたいところに行ける感覚がテンポ的に大事。システム環境設定 > トラックパッド > ポイントとクリック > 軌跡の速さで好みの速さに変更しておきます。
VScodeのインストール
エディタはこの数年、VScodeを使っているのでインストール・設定します。多機能、軽量、無料でいうことないですね。
インストールは公式から。https://code.visualstudio.com/
検索のハイライトカラーを変更
VScodeに唯一あった大きな不満が、検索文字列のハイライトが見づらいこと。調べてみたら変更する方法が有りましたので実施します。下記のコードをsetting.jsonに加えれば変更できます。そのほか大きなこだわりはないので、あとはプラグインを適時追加していきます。
"workbench.colorCustomizations": {
"[Visual Studio Dark]": {
"editor.findMatchBackground": "#00cc44a8", //Current SEARCH MATCH
"editor.findMatchHighlightBackground": "#ff7b00a1" //Other SEARCH MATCHES
}
},
Homebrewのインストール
パッケージマネージャーのインストール。超今更ながら、Homebrewが何のためにあるのかわかってきた気がする。montereyからPHPプリインストールされてないらしいね。びっくりした。
インストール
コマンド一発。Xcodeも一緒にインストールされるみたいですね。
/bin/bash -c "$(curl -fsSL https://raw.githubusercontent.com/Homebrew/install/HEAD/install.sh)"
インストールが完了したら、下記のコマンドを実行。パスを通す、ってやつですかね。
echo 'eval "$(/opt/homebrew/bin/brew shellenv)"' >> /Users/ユーザー名/.zprofile
eval "$(/opt/homebrew/bin/brew shellenv)"
PHPのインストール
composerのインストールコマンド走らせると、PHPがないって怒られるので先に入れておきます。今回はphp@8.0。@が何の意味を持っているのか気になります。
brew install php@8.0
echo 'export PATH="/opt/homebrew/opt/php@8.0/bin:$PATH"' >> ~/.zshrc
echo 'export PATH="/opt/homebrew/opt/php@8.0/sbin:$PATH"' >> ~/.zshrc
source ~/.zshrc
Githubの設定
Macはおそらく最初からGitがインストールされてるか、Homebrewのインストール時に一緒にインストールされるのでインストールは省きます。まずはセットアップから。
ユーザーネームとメールアドレスの設定
ターミナルで以下を実行すれば完了します。
git config --global user.name "任意のユーザー名"
git config --global user.email "任意のメールアドレス"
SSH鍵の設定
Githubで変更を管理するのに、ssh鍵の登録が必要なので実施。
## .sshディレクトリに移動
cd ~/.ssh
#ssh鍵作成コマンド実行
ssh-keygen -t rsa
#ファイル名を指定
Enter file in which to save the key (/Users/(username)/.ssh/id_rsa):id_example_rsa
#パスワードの指定
Enter passphrase (empty for no passphrase):好きなパスワード
#.sshディレクトリに移動
cd ~/.ssh
#configファイルを作成・編集
vi config
#ファイルの内容を下記の内容にする
Host github github.com
HostName github.com
IdentityFile ~/.ssh/id_example_rsa
User git
これでssh鍵のペアができているので、pubの方をGithubの設定から登録しておく。そうしたら下記のコマンドで接続確認。
ssh -T git@github.com
これで最低限のセットアップはできているはずです。
Composerのインストール
近々Laravelを触ってみようと思っているので、Composerをインストールしておきます。
#ルートに戻り(本来必要ないと思います。)
cd
#今後何か作るときに使うフォルダに移動して
cd Projects
#インストールコマンドを実行(これはローカルインストールなので、一旦は上記のProjectsフォルダに入る
php -r "copy('https://getcomposer.org/installer', 'composer-setup.php');"
php -r "if (hash_file('sha384', 'composer-setup.php') === '55ce33d7678c5a611085589f1f3ddf8b3c52d662cd01d4ba75c0ee0459970c2200a51f492d557530c71c15d8dba01eae') { echo 'Installer verified'; } else { echo 'Installer corrupt'; unlink('composer-setup.php'); } echo PHP_EOL;"
php composer-setup.php
php -r "unlink('composer-setup.php');"
#どこからでもcomposerコマンドを使えるようにグローバルに移動
sudo mv composer.phar /usr/local/bin/composer
もしエラーが返ってきたらおそらくそれは下記のエラーです。
/usr/local/bin/composer: No such file or directory
なので、該当のフォルダを作ってあげて、パーミッションを与えればOKです。
Node.jsの準備
最近はこれも必須のようなのでインストールしておきます。まずは下記のコマンドでnvmをインストール。
curl -o- https://raw.githubusercontent.com/nvm-sh/nvm/v0.39.1/install.sh | bash
続いてnvmを使って、LTSになっているnpmをインストール
nvm install --lts
Python環境の用意
今関わっている製品において、Pythonが関連するのでPythonの実行環境を作っておきます。色々情報があって選択が難しいのですが、今回はひとまずpyenvとPython本体をインストールしておきます。
brew install pyenv
echo 'export PYENV_ROOT="$HOME/.pyenv"' >> ~/.zshrc
echo 'export PATH="$PYENV_ROOT/bin:$PATH"' >> ~/.zshrc
echo 'eval "$(pyenv init -)"' >> ~/.zshrc
source ~/.zshrc
続いてpyenv install x.x.xでPython本体をインストールするのですが、このまま進むとエラーがでました。
BUILD FAILED (OS X 12.3.1 using python-build 20180424)
zlibをインストールして解決を図ります。
brew install zlib
echo 'export LDFLAGS="-L/usr/local/opt/zlib/lib"' >> ~/.zshrc
echo 'export CPPFLAGS="-I/usr/local/opt/zlib/include"' >> ~/.zshrc
echo 'export PKG_CONFIG_PATH="/usr/local/opt/zlib/lib/pkgconfig"' >> ~/.zshrc
source ~/.zshrc
もう一度Pythonインストールを行うも、同様のエラーがでます。どうやらインストールするバージョンに依存したエラーのようで、3.8にするとエラーなしで完了しました。zlibインストールの時、OSがすでにその機能を提供しているよ!というような警告があったので、後々面倒を引き起こしそうですがとりあえずこのままにしておきます。
Python環境の構築はまだまだ決定版がないようなので、使い捨てできるようにDockerにて作ることにします。詳細はまたここに書き足していきます。